2014年 11月 01日

オジサン二人のちょっとサバイバルなキャンプ

しばらく前の事、たまたま会ったM氏が「西表島へキャンプに行きましょうよ」と誘ってくれた。
彼が仲間たちとよくいろいろな場所でキャンプしているのは知っていた。
西表島の鹿川落水や、浦内川からユツンに山を抜けたとかの話は聞いている。
しかし、何で私に白羽の矢がたったのだろう。
「最近は、遊んでくれる子がいなくなったの」と聞いてみた。どうやら図星らしい。
以前は、大学生のワンゲルや山岳部、探検部などが西表島をよく訪れていた。
そして、かつてそんな部に所属していた好きものOBらが、休日を楽しんだりもしていた。
だが、最近では若者は別の事に興味を持ち、オジサンたちには体力がついていかない。
そんなことでオジサン二人のちょっとサバイバルなキャンプとあいなった。

コースは、崎枝海岸から漁船に乗って西表島南海岸の波照間喰岩付近である。
この辺りは、岩場の海岸線と断崖絶壁の陸地なので砂浜が無い。
船をゴロ岩の浜の沖に投錨して、泳いで上陸しなければならない。
荷上げが大変な作業だ。私ははじめ鹿川の浜をペースにして、こちらへ来ればよいのではないかと
提案したが、彼は「波照間喰岩」にあくまでもこだわる。
「どうも、大物釣りに執着しているようだ」
とにかく、10月の晴天日、出発の運びとなった。
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さっそうと崎枝の海岸から出航、クルーザー船ではなく漁船だが・・・
相方には、この船の方が似合う。私もだが・・・
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懐かしい西表島南海岸沖を航行して、一路、波照間喰岩へ。
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ここが我々二人のオジサンがキャンプする浜、ゴロ岩と崖ばかしで平らな場所が無い。
早速、泳いで運び込んだ荷を持って、予約しておいた建築家ガウディーデザインの高層賃貸マンションへ・・・
一階、ワンルーム2~5名部屋、吹き抜けの窓がすばらしい。
二階以降は、瞑想室、イソヒヨドリさんが長期滞在している小部屋など・・・いろいろ。
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この岩棚が我々オジサン二人の寝室。
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何だかんだでリビング、台所を設置してひと段落。
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何といってもスペインの名だたる建築家ガウディーデザインだけあって、風とうしと眺めだけは最高だ。
朝、目覚めると美しい夜明けが一望できる。
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磯岩のテラスに出ると波照間喰岩が望め、夕焼けも美しい。
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さて、ベースキャンプ地は確保できたので、早速、第二キャンプ地の波照間喰岩へ出かける。
ここには、海岸の岩陰にブルーシートを張る。
しかし、風あたりが強く、日陰が無い。ひとつの岩にできる日陰を巡って、太陽と反対方向へ移動しながらつどう。
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相方は、沖の岩場を眺め大物釣りと潜りの算段をしている。
私は、もう、大物狙いは卒業して、竿で適度に楽しめる魚が釣れればよいと考えている。
しかし、現実は、御隠居さんのタナゴ釣りを楽しむ境地などにはさせてくれない。
夜釣りでは、ヒットごとにハリスを切られる。釣りあげるためには、じょじょにハリスを太くし、針を大きくし、
挙句の果てにワイヤーハリスまで登場する。
ここでは、やはり過激にならざるおえない。
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1メートルのガーラが釣れた。70センチのアカナーが釣れた。
その他、ミーバイ、フエダイの仲間、サメも釣れた。
アカナーが釣れた時には、ちょっと考えた。「まずはじめにゲンタ君のパパに食べさせてあげたい」と、
我ながら何と心優しいのだろう。
ゲンタ君のパパがアカナーを食べてから、おもむろに「ねっ、美味しい魚でしょう」と言って私も箸をつけたかった。
これがサバイバルな友情というものよ。
結果、ゲンタ君のパパはいないので、二人のオジサンでたいらげてしまいました。
シガテラ中毒は無かったです。

ときどき夜に相方が潜りにでかける。
かける言葉は「あんまり獲ったらだめよ。食べられるだけね」
ある日、岩場の上で釣りをしていると離れた岩磯から海に下りる光が見えた。
相方が潜りに出たらしい。すると5分もするとこちらに向かって泳いで来る。
「バカタレ、人が釣りしている方に明かりを点けるな」と思っていたら、足下に上陸して、
「潜ったら、すぐにクブシミを獲ったので戻って来た」と言う。
つまり、潜りも釣りも今日は、これでお仕舞いだということだ。
見ると7キロはあろうクブシビ(コウイカ)だった。
「あっあ・・・これでしばらくクブシミ三昧だ」
「獲るならほどほどの大きさのを獲れよな」
「だって、最初にであったのがこれだったからしょうがない。もし、見逃せば次のチャンスが無いかもしれない」
まあ、海、山の恵みはそおゆうものだ。
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自分たちで食べれるものだけを獲る、もちろん、冷蔵庫も無いのでそうせざるおえない。
あとは、せいぜい海が荒れた時のために保存食に加工するだけだ。
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はじめにつくったトカジャーの干物は、すんでのところで失敗してしまった。
出来るだけ塩を控え、海風と太陽光だけで干したところ、はじめは良かった。
表面を見る限り上出来な干物だった。しかし、中が乾燥しきれず、銀バエが来た。
次は、クブシミとアカナーに挑戦した。これは、海水に塩を足した液に数時間浸してから干した。
また、クブシミの一部は佃煮風に煮た。
オジサンの一人は、今、海人料理にはまりつつある。
もう一方の相方はすごい。
大鍋料理一筋で頑張っている。
折角獲ったクブシミも刺身にしては、歯がないから食べられないのだ。
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でも、これだけの刺身を独りでは食べられない。けっきょく、翌日には佃煮になった。
ところで、相方の大鍋はというと魔法使いの鍋で、二週間分の獲物がすべて入っている。
前半に作ったトムヤムクンのスープにトカジャー、アカナー、クブシミ、サメ、等の獲物が煮こまれ、
その中には、レモングラスの葉っぱがそのまま残っているし、クブシミの墨もまじっているので、
スープはグレーで知らない人が見たら、とうてい人の食べ物には見えない。
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私も今回のキャンプ中、虫歯が痛みはじめた。人ごととは云えない。
まだ、どうにか元気とは言え、すでにオジサンなのだ。

by modama | 2014-11-01 11:10 | Comments(7)
Commented by ゲンタくんのパパ at 2014-11-01 15:10 x
( ̄口 ̄;)!! あ、あがっ! モンゴルからの密航者が二人、西表で密漁しておるっ!

二人とも百戦錬磨のふてぶてしい~顔しておるっ! おじいにはわかるさ! これは下手に近づかん方がいいよっ! 

サバイバル系のモンゴル人は、みんな大きな首切りナイフを持っておるからねっ! みんな気を付けんといかんはずよっ!

総理など呼んでもダメよっ! 役に立たんさっ! はやくっ! 誰かっ! みるく様を呼んできなさいっ!

(おじいが毒味するから、そのアカナ-! 全部、すみやかに、渡しなしゃいねっ! あっ! あんたがたは近寄らんでいい! 魚だけ、岩の上に置きなしゃい! ガーラも一緒に! 早くしなしゃい!)

Commented by modama at 2014-11-01 17:59
どうだ、与那国で亀を釣ってしまったゲンタ君のパパ、釣りとはこんなもんだ!!と先輩オジサンは申しております。
ところで、白髪は増えているようですが、歯は大丈夫ですか。
私より7歳も年下の相方オジサンは、残る歯が一本です。
カメないオジサンは、鍋で煮込んで食べています。
私も残り少ない歯で、頑張っています。
若者よ、噛めるうちに噛め!!
と相方のオジサンが申しております。


Commented by mmerian at 2014-11-01 19:36
はぁ~夢の島。夢の国。
お伴したいです。
週末にお会いできるのが楽しみ。
いろいろお話聞かせてくださいね。
Commented by modama at 2014-11-01 21:47
あぁ~、そうだ。来週末学会の発表があるんだ。
宿題やっとかなきゃ・・・
でも、まだ、頭の中がサバイバー状態。
テーマは「干物の塩加減について」だったかな~。
「アホリジのモダマ種子の食べ方」だったかな~。
何だったかな~。
Commented by NINJA300 at 2016-05-30 18:07 x
いつか、西表に旅行したいと思っているのですが、すごい魚が釣れるんですね。普通の糸じゃだめですね。
ところで、鹿川浜とかにキャンプして、磯でカニやサザエをとると西表漁協の権利侵害になるんでしょうか?それとも多めにみてくれるんでしょうか?参考までにお聞かせください。
Commented by modama at 2016-06-02 09:00
個人が自家用に魚を釣ったり、貝を獲ったりするのに規制はありません。ただし、網を使ったり、禁漁期間とかは指定地域で禁止事項があります。西表漁協というのは無く、八重山漁協だと思います。お問合せください。私が行ったのも組合のウミンチューの船でした。
Commented by NINJA300 at 2016-06-19 07:20 x
あまり気にすることはないようですね。しかし、これだけで買い魚は釣っても食いきれないので、無意味ですね。
ありがとうございます。


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