2015年 10月 31日

モダマは山を登るか

傾斜地におけるモダマ拡散の検討

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傾斜地に自生したモダマが樹冠に達するとツルは明るい谷側へ多く伸びる。また、太く重く
なったツルは支えとなる木の枝が折れたりすると落下して再び這い上がる。全体的に見ると
元の発芽成長位置より斜面の下側に種子が散布される可能性が高い。
斜面に重力散布された種子は、雨水などによって流れ下る可能性が高い。しかし、斜面にも
凹凸があるため元株の周辺に残る種子もある。その確率は水に浮く種子より浮かない(沈む)
種子の方が多い。長い年月重力と雨水によるこれらの選択を受けると斜面の多い産地では沈
む種子が残り、浮く種子は水散布され下流域へ分布を拡散するようになる。
大陸内部でのモダマ種子は重力散布と水散布、それに長い年月をかけた地形の変化によって
拡散されたり、分断された結果として現在の分布域はある。


by modama | 2015-10-31 14:37 | Comments(0)


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