石垣島便り

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2016年 04月 30日

タイ北部山地 Wiang Pa Pao 産Entada と中国雲南E. rheedii sinohimanensisの 比較検討

次に中国雲南産 E. rheedii の標本とタイ・Wiang Pa Pao 産を比較する。
下写真は雲南のE. rheedii sinohimarensis 。
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標本写真からE. r. sinohimarensis は広域種のE. rheedii に比べ小葉が小型で先端が鈍頭の
傾向にあるのが分かる。花軸は枝分かれする。また、標本では確認できないが記載文では
花のがくに微毛を有することが書かれている。
以下、タイ北部山地Wiang Pa Pao 産のEntada は次のようである。

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花のがくには黄色い微毛が密生する。

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花軸が枝分かれして多数つくことが分かる。

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小葉は小型で卵形にちかく鈍頭から鋭頭までの変異がある。
これらの比較からタイ北部山地のWiang Pa Pao産 をE. rheedii sinohimarensis
の新産地とした。

今後、アジアにおけるEntada 属分布図をより詳細に作成するにあたり、下図のような
境界をさらに検討しなければならない。
B線は、E. rheedii とE. rheedii sinohimarensis の境界。C線は、E. rheedii sinohimarensis
とE. rheedii とのE. tonkinensis の境界。現在、E. tonkinensis の分布地は、屋久島、奄美、
台湾北、中部、福建、広東、広西、雲南、ベトナム北部、などとされているが、ベトナム中部
Aluoi の扱いなど検討しなければならない。


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by modama | 2016-04-30 08:13


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