石垣島便り

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2016年 05月 21日

続・モダマを追って旅するアジア、再びタイ北部へ。

最近、ブログの更新をおこたっている。昨年暮れから今年はじめにかけて行ったインドネシア
ナツナ島、ジャワ島のことは書かずじまいだった。今回は4月に行ったタイ北部、チェンダオとウインパパオのことを少しとはじめて乗った路線のエアーチャイナのことを書こう。
これまで石垣島から東南アジアへ行くには、まず、那覇に出てそれから台湾トランジットか
羽田、成田、福岡経由、もしくは仁川経由だった。今回は、はじめてエアーチャイナを使って
那覇から北京、チェンマイ行を利用した。勿論、料金が安いこともあるがバンコク経由だと
乗り換えてチェンマイへ行くので、直接行けるこの路線を試してみた。前に便の予約をして
料金を払っておいたが、座席の指定はしなかった。ところが当日発券された席は3列目でビジネスクラスだった。
那覇・北京も北京・チェンマイもそうで、あんな安い料金でほんまかいなと思った。
帰りはエコノミーなのだが・・・これでエアーチャイナの実態を知った。
チェンマイ空港から北京に向かう便に乗る時、夜遅い便なのに早くに空港へ着いてしまった。
結果的には、それで良かった。と言うのも搭乗手続きの列が遅々として進まない。
荷が多いことと手続きにトラブルが多い。
沢山買い込んできたマンゴーが持ち込めないことを知るとその場で食べている人もいる。
一人が数人のチケットを預かり、カウンターで指摘されてみんなを探しに行く人もいる。
なんだかんだで手続き完了がすすまない。
列の最後の方だった私が、荷を預け発券してもらって搭乗口につくとまもなく搭乗が開始された。
出発時間の45分ぐらい前だった。小さな飛行機だから普通15~20分もあれば着席できるのだが・・・
はじめて座るエアーチャイナのエコノミークラス。席は5列目の通路側、私が席に着いてまもなく3列目の通路側の席に曙のように太った西洋人が座った、いや、正確に言えば座ろうとした。
しかし、席にお尻が入らない。それと同時に隣の席にいた人がアテンダントに猛烈に抗議しだした。
「席を変えてくれ !!」それは無理からぬことだが、この席替えをきっかけに周辺の人も席替えを要望しだした。
アテンダントは皆を統制するのに長らく時間を費やした。まるで、小学生の修学旅行より始末がわるい。それだけではなく周囲の人は太った西洋人を指さして笑うのだ。かなり後ろの席からもわざわざやって来て嘲り笑う。今度は西洋人が堪り兼ねてアテンダントに抗議をしだした。
しかし、彼女たちにはどうすることもできない。
一時は乱闘でも起こるのではないかと見ていたが、多勢に無勢の西洋人は我慢した。
何しろ周辺の席は、みんな同じ村から来たような客なのだ。
結果的には、隣の席の人が最前列の搭乗係員の席に移るのと数人がそれぞれ席の交代をしておさまった。
飛行機が離陸したのは定刻の30分過ぎだった。
でも、興味深い出来事は飛行機が飛び始めてからも続いた。
私の席の通路反対側には、窓側の席に太った若い妻と真ん中の席に痩せた夫、通路側に祖父と思われる三人が席をとり、はじめは妻が子供を抱いていた。
すでに歩ける子供であるが席は確保してない。
次第に抱っこが辛くなった太った妻は隣の夫に子供を預けた。
寝付いた子供を今度は夫婦二人の膝の上にしばらく寝かしていたが、この子が太っていて重い。
そこで、祖父は考えた。まだ、シートベルトの着用ランプが点いているのも気にせず、
前座席のテーブルを出してブラケットを敷き、その上に子供を寝かせたのだ。
さすが年の功、発想はいい、と言うか規則を無視しているが思い付きはいい。
何度かアテンダントが通路を通り軽く注意はしたが、まったくの無視。
相手が子供の事となるとアテンダントも強くは言えない、結局、黙認となる。
テーブルの上に寝かせた子供は、股空きパンツ(パンツを履いたまま大小自由にできる物)を履いている。
当然、仰向けに寝かせた子供の股間からはオチンチンが飛び出す。
それを祖父は、さも愛おし気に向きを変えたりしている。
やがて、もう一枚のブラケットを掛けて、子供は安眠、で一件落着かと思いきや、
シートベルト着用のランプが消えると前の席の人がリクライニングにしたものだから、
折角のベットが傾く、今度は妻と夫の席でベットを作り直す。
その間、祖父はずっと通路に立っていた。
アテンダントが通る度に、祖父を避けたアテンダントのお尻が私の肩に触れる。
それは、まぁいい、許す。狭い通路で二人がすれ違うのだから反対側の席に影響がでてもしかたがない。
いや、ずっとそのままでも良い。
それにしても、こんな機内風景を体験したのは、はじめてである。
普段は退屈な飛行時間もこんな事があると観察していて楽しい。

あぁっ、モダマの話だった。
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今回、チェンマイ北部のチェンダオで使った宿。立派な三階建ての入口、実際に宿泊したのはここを通り抜けて山の斜面にあるロッジ。客はいないが環境は良い。一泊800Bにしてくれた。テラス付きのロッジを一人で使えるので値段的には安い。それよりなにより、この敷地内
にモダマが何本も自生しているのだ。今回は花を調べる事だけが目的だった。
まだ乾季の終わりだが雨も降らず大地はからからなのに幸い花は咲いていた。

つぎに宿泊したのは、同じチェンダオでも街を挟んで西側の温泉のある地域。
飛び入りで使った宿はドーダオドイ、女将にモダマを探しに来たと話すと近所の女の子を電話で呼びつけ、ジイチャンと四人で現場に行くことになった。オートバイで1分、呼び出した女の子はモダマ自生地の土地(山)の所有者の娘らしい。花と莢があって女の子が一生懸命莢を採ってくれようとしたが、手短にあった小さな物ひとつと花のサンプルをいただいて用事は済んだ。
写真は女将の旦那と二人で。1泊500B。

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彼の手作りのロッジ。まるで日本人みたいな人だった。
用事が早く済んだので、オートバイを借りて周辺の森を巡った。火入れの済んだ林でソリザヤノキの種子を沢山拾う。気温37~40度、暑い。くたくたになって森から戻り温泉に入る。川で水浴びをして、温泉に入るを繰り返した。夜はタイのライスワインひと瓶をいただく。
帰りしなバイク代とワイン代を聞いたらいらないと言う。バスターミナルまでバイクで送ってもらう前に女将にそっと200B渡した。ありがとう。


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写真はEntada rheedii の花と葉。これが広域種の一般的な花だ。

その数年前にチェンダオとウインパパオを訪れたDr 高橋敬一氏から両地の種子を頂いた時、
これは違うと直感的に思った。
昨年、彼とウインパパオの山中の村に行ったが残念ながら花の時期ではなかった。
それで、今回再度のタイ行となった。
事前にタイの天気を調べたが一向に雨は降らず、花が咲いているか心配だったが、からからの
大地に雨季を見込んで花は咲いていた。
その後、一旦チェンマイへ戻り、ウインパパオへレンタルバイクで向かった。
快適な国道から、海抜1300mの山中の村へ向かう険しい道を登って村に入った。
今回、幸いなことに両地域の花を比較することができた。それは前のページでも載せた。
昆虫と違って植物は、同定が大変だ。
花、葉、莢、種子を調べなくてはならない。花と種子は時期が異なる。特に花の時期は短い。
標本では小さな花を乾燥した物で精査することが難しい。
そんな事で再びのタイ行となった。
写真は、ウインパパオのE. rheedii の花と葉。

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by modama | 2016-05-21 15:42


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