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石垣島便り

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2008年 03月 07日

親戚のおじさんが描いた絵

子供の頃、雨が降って外に遊びにいけない時、
よく押入れの中に忍び込んで遊んだ。
普段は、下の段だけど、上の段には棚があって興味深そうな物が並んでいる。
小さな子供にとって、上の段に上がるのは大変なことで、
踏み台など使えば、戸を閉めたあと、それがきっかけで見つかってしまう。
どうにか自力で這い登り、戸を閉めた。
でも、すべて閉めてしまうと真っ暗で怖いので少しだけ隙間を空けておく。
そこから差し込む明かりをたよりに、棚に並んだ物をぶっしょくする。
そんな中に、筒状に丸められた紙があった。
恐る恐る拡げてみると、侍のたちまわりの絵だった。
薄明かりで見るその絵は、すごい迫力に満ちていた。
こんな絵が、何故、しまわれているのだろうかと不思議に思った。
親戚のおじさんが描いた絵_c0023181_8332765.jpg

高校生になってから、その絵は親戚のおじさんが描いたものだと分った。
そおいえば、子供の頃、父親の机の引き出しに沢山のペン先があって、
いろいろな種類があるのに興味を抱いた。
30種類ぐらいあっただろうか。人の手の形をしていて、突き出した一本の指が
ペンになっているものや、ガラス製でねじれた筆先のような形のものもあった。
親戚のおじさんの影響を受けて、父親もまねごとをしていたようだ。
これらの絵は、かなり大きく、私のスキャナーでは全体をコピーできない。
一部分をトリミングして載せている。
こんな絵を描いていた親戚のおじさんであったが、職業にしていたのではない。
昭和の頃、流行った物語を趣味で挿絵に描いていたようだ。
押入れにしまわれていた挿絵の原画を紹介した。
親戚のおじさんが描いた絵_c0023181_8471771.jpg


by modama | 2008-03-07 08:47


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