石垣島便り

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2007年 07月 22日

海辺の不思議その1

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犬のジンと散歩に行ったり、カヤックを乗りによく行く近くの浜がある。
川平湾の南東側で干潮の時には、小島に歩いて渡れる場所だ。
その小島との水路は水深が浅く、満潮時でも胸まで浸かれば渡ることができる。
大潮の干潮時には、すっかり潮が引き濡れずに行ける。
ちょうど、水路の中ほどに岩場があり、周辺がビーチロックの岩畳になっている。
この岩畳の表面には藻類が覆っていて、以前、シロヘリハンミョウの観察をした場所だ。
だから、通い慣れた場所でもある。
そんな日常的な場所ではあるが私にとって不思議でならないことがある。
それは一個の岩と同じ素材で出来たビーチロックとの関係。
岩はサンゴ類から成り、風化により表面がごつごつしている。
それに対してビーチロックは、満潮時には海中に、干潮時には地上となる状況にある。
ビーチロックの上に岩は乗っているのだが、その周辺が50センチ程深くへこんでいる。
この状況は、波などで岩が動き下のビーチロックを掘り下げたと解釈できる。
ところが、もしそうだとすれば、ビーチロックを掘り下げた分、岩も減って丸くならなくては
おかしい。
しかし、岩はいつもごつごつしている。
いっこうに丸くなる気配がないのだ。
不思議なローリングストーン。

そこでいろいろと推測をめぐらせてみる。
同じことが言えるのは海岸の岩にできるノッジだ。
あれは波だけで削られたのだろうか・・・?。
岩を掘るものがいないか・・・溶すものがいないか・・・?

岩の下のビーチロックを掘り下げる生き物はいないか・・・?
・・・である。
格好の隠れ家として、岩の下のビーチロックを掘り下げる生き物がいたとすれば、
岩が波で転がって削るだけでなく、岩の磨耗以上にビーチロックのへこみは多くなると
思うのだが・・・
つまり、物理的な問題だけではなく、介入する生物の存在はないか・・・ということ。
もし、そうであれば、あの岩は台風の時の大波が打ち寄せる時だけでなく、
じっと、そこに在るだけでビーチロックを掘り下げていることになりはしないか・・・。
「そこに在る」というチカラ。
存在することが生み出す「関係」のチカラ。

動きもせず、動かされもせず、及ぼすチカラ。

(状況説明が少し足らないと思ったので、補足します。
あの岩のある場所は、普段、潮の干満の変化があっても満潮時に岩の1/3ぐらいが
海水に浸るぐらいで、波は沖のリーフが防波堤の役割をはたし強く打ち寄せる
ことがありません。一日に二回、計四回の干満の際は、わずかな潮の流れを受けますが、
その流れとて渓流のような激しい流れではなく、カヤックでらくらくと遡上できる
程度です。
したがって、岩が動くような働きがあるのは台風などの時だけです。
それを窺わせる風景としては、周辺の木々を見てください。木々が生えている高さが
満潮線であり、台風などでの波の影響が及ばないところです)

上記の推測では、ビーチロックの発達した干潟に岩があると、その下で生き物たちが
ビーチロックを掘り下げる活動をすることになるが、すべての岩の下で同じことが
起こっているのか・・・という疑問がおこる。
この場合、小さな岩で台風時の波で他所に移動させられれば、問題外である。
一度、へこみに入り、そこから他所へは動かない条件(大きさ、重さ)の場合のみ起こり
えるのか・・・?

あるいは、岩が在ることで変化する周辺の海水の流れの変化で起こるのか・・・?
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この写真を見ると確かに岩は何度か転がっていることが分ります。
白い部分がビーチロックと接した部分だと思います。
あれだけの損傷で周囲を掘り下げたのか、ということが問題なのです。
当然、台風時の波風で岩が振動する衝撃でビーチロックが削られることは確かです。
それだけの物理的な作用なのか、ということです。

by modama | 2007-07-22 11:42 | Comments(0)
2007年 07月 06日

水の記憶

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おぼろげな記憶

水の中の午後

一粒の泡が発ちのぼり、消える・・・また、消える。

あれは、何時のことだったか・・・

夜の海に 小船を漕いで浜にあがった

何時のことか・・・。

今、 小船は 浜に引き上げられ、

午後の日差しに船底を干し、陰を抱いて眠りつづける。

漂う夢・・・置き去りにされ・・・

おぼろげな記憶が またひとつ、泡となって発ちのぼり、

水の中から 呼んでいる・・・呼んでいる。

水の記憶

by modama | 2007-07-06 08:51 | Comments(0)
2007年 07月 02日

堂々の御登場

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今日、最後のカニの放卵を確認しに釣りに行った。
(ちょっと、何か変な話だけど)
やはり、オカガニはもう、放卵にこなかった。
旧18日とあって月の出は遅く、日没後しばらく闇夜がつづいた。
星が夜空を飾っていた。
その間、二匹の魚が釣れ、次のあたりを待って砂浜に座っていると・・・
何やらお尻の方でモゾモゾ、「ヒャッ!!」っと立ち上がると、何と、小型のヤシガニ。
どうやら「そこどけ!」と言った感じの堂々の登場。
立ちすくんで見守っていると、釣り餌用の小魚をハサミで掴むやスタコラサッサ。
「おい、おい、餌泥棒かよ!!」
懐中電灯で照らし、写真を撮ってもいっこうに動じない。
「さすが、無人島のヤシガニ」

その後、フカイ於茂登の上に丸い大きな月が昇る。
海面に光の道ができ、空の星は数少なくなる。
魚も二匹釣れたし、・・・カニの放卵も終わったし、・・・ヤシガニに餌も盗られるし・・・
帰るとするか・・・

かすかな風を正面に受け、カヤックを進める。
しばらくは、海ともお別れ・・・

by modama | 2007-07-02 23:28 | Comments(0)
2007年 07月 02日

満月の夜に

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6月30日は満月。
オカカニが海に卵を放ちに来る日。
ゴソ、ゴソ、ゴソ、っと藪で音がして岩場や砂浜に何百ものカニが這いだして来る。
そして、満潮の海に浸りながら腹に抱えた卵を波に放つ。
孵化してゾエアになった幼生は、海で浮遊生活を送る。
さらに幾度かの変態をして子ガニに成長すると、再び陸上に上がりオカのカニになる。
ふしぎ、不思議、な、カニと月の関係。

本当に月を読んでいるのか確かめるため、6月27日から7月1日まで毎日出かけてみた。
浜辺で釣りをしながらカニの出現をまつ。
50メートルほどの範囲で27日オカガニ0匹、フエダイ,7匹釣れる。
28日、小町と一緒に釣りに行く、帰りしなカヌーの下に1匹、フエダイ、3匹釣れる。
29日、一人で釣りに行く、60匹程が海に下りる、フエダイ、5匹釣れる。
30日、小町とマキチャンにサガリバナを見せにでかける途中、太田の浜でカニを見る。
かなりの数が浜に降りていた。海中で腹を振るわせ放卵するものも見れた。
7月1日、いつも釣りをしている浜へ一人ででかける。オカガニ1匹、別種のオカガニ3匹、
フエダイ、2匹釣れる。

と、まあ、こんな具合のいいかげんな(小学生の理科発表にも劣る)調査ですが、
満月の日とその前の日、前後は極端に数が減るようです。
まさに、正に、月を読んで放卵しに海へ降りてきます。
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30日、小町とマキチャンを連れてサガリバナを見る。
はじめはオカガニを見た後、伊土名のマングローブ背後地の群落へでかける。
しかし、花の数が少ない。あまり臭いがなかった。
「せっかく、あの強烈な花の香りを楽しみにしていたのに・・・」
そこで、帰ってから川平湾の奥、県道の脇に自生する二本のサガリバナを見に行く。
時間は10時頃、たった二本のサガリバナだったけれど、
まじかに花は見れるし、香りは強烈、これぞサガリバナ・・・でした。

サガリバナは、真夜中にかけて香りが増します。
宵の口は、まだ、まだ、・・・本番は夜更けてからよ・・・うっふん!

by modama | 2007-07-02 17:20 | Comments(0)