<   2008年 06月 ( 3 )   > この月の画像一覧


2008年 06月 23日

月夜の訪問者

今月は二度の西表島行きでした。
前回の南風見田からウフバマに引き続き、鹿川から先を目指しました。
当初は、行きも帰りも白浜、網取湾、ウダラ川、ユサザ、鹿川のコースを予定していましたが、
白浜から船浮に着いたら、米蔵さんに遭って「何処へ行くの」と聞かれ、
「鹿川へ」と答えると「俺も行くわ」とのこと、
思わぬ、渡りに船。

米蔵さんは、ウリミバエトラップの回収の用事があってちょうど行く予定があったとか、
行きは彼の船で向かうことになる。
ところが、パイミサキを周ったあたりから、南の風と大波。
そんな中、カヤックが同じ方向へ向かっている。
「むちゃだなー」と二人で話しながらウビラ石の難所を抜ける。

鹿川に到着すると、米蔵さんはトラップを回収して帰路に着く。手を振って見送り。
いよいよ一人の浜になる。
岩陰にブルーシートを張ってベースキャンプ地にする。
テントも無ければ、寝袋も無い、四日間。

その日、夕方までに食事を済ませ、暮れ行く風景を眺めながら酒を飲む。
夜には火を出来るだけ焚かないように心がけているので、暗くなると就寝。
と言っても、この日は満月、それはそれは明るい夜。
九時頃まで月明かりの浜を眺めながら飲みつづける。
それから砂浜に横になって12時頃、何かの気配を感じて目を覚ます。
「・・・・?」  静かな月明かりの浜があるだけ・・・。
立ち上がって砂浜を眺めると、何やら道らしき筋が・・・・?。
「あっ、ウミガメだ」と気づく。

近寄って見ると1メートル程のアオウミガメ。すごい存在感。
「帰りに写真撮らせてね」とお願いして別れる。
それから、また、ちびり、ちびり飲んで、少し寝てふっと目覚めると三時。
「卵を産んでいるだろうか」と忍び足で近寄り、辺りの気配を覗う。
「バサ、バサ」と言う砂が飛ぶ音。
はじめて懐中電灯を灯す。すでに穴埋めの行為らしい。
残念、産卵のシーンには出会えなかった。
帰り道、写真を撮らせてもらい、海へ向かう姿を見送った。
c0023181_11251137.jpg
c0023181_11252584.jpg

                   お疲れ様。

朝になると砂浜に足跡だけが残っていた。
c0023181_1127842.jpg


by modama | 2008-06-23 11:30 | Comments(0)
2008年 06月 14日

キミスジ

石垣島には、毎年のように迷蝶と呼ばれる外国産の蝶が飛んできて、
ときには、しばらくの間、発生して姿を見せる。
今年は、キミスジと言う蝶が、イラクサ科の植物で育っている。
この草、ノカラムシとすべきかアオカラムシとすべきか、ちょっと難しい。
いずれにしろ農道などの道脇に普通に見られる多年生の草。
キミスジは、この草に卵を産みつけ、世代をつないでいる。
生き物には、人の定める国境は無縁なので、海を渡ってきて暮らしているけど、
べつに密入国したわけではない。
この島で旨く暮らせれば、そのまま居続けるだろうし、
事情がわるければいつのまにか居なくなる。
昨年から多く見られるようになったクロマダラソテツシジミなどは、
ソテツの新芽を食い荒らして、まるで害虫のような存在になった。
これも海を渡って来た迷蝶。
はじめのころは、この蝶を採集しようと多くのマニアが来島した。
しかし、あまりにも数多くいるものだから、最近は見向きもされない。
珍しい時だけ注目を集める。
キミスジはと言うと、まだそれほど数は増えていない。
まだ、注目の的なので、この蝶を採集しようと連日マニアが発生地に通ってくる。
すでに50人くらいは、この蝶を目的に来島しているのではないかしら。
この蝶も数が増えたら見向きもされなくなるのだろうか。
さらに増えれば害虫呼ばわりされるのだろうか。

蝶ではないが、近年、デイゴに被害をもたらしているコバチの仲間がいる。
その前には、ホウオウボクの葉を食い荒らす蛾が大発生した。
いずれも、もともとは外国から島にやって来た迷虫だ。
これらの虫は、人に不愉快な思いをさせて、やっと注目を集め害虫という汚名を
着せられた。ちょっと可哀想な虫。

一方では、人が導入して手に負えなくなったギンネムの勢いを止めた虫もいる。
迷入したキジラミの仲間だが、この虫などは功績を称えられてもよいはずだが、
いっこうに注目も集めない。
人の注目度や関心や評価には、矛盾があるようだ。
まあ、虫にとっては、人の評価などどうでもいいのだろうが、
キミスジのような迷蝶にとっては、しばらくの間、採集圧が重くのしかかるのであろう。
c0023181_1750290.jpg


by modama | 2008-06-14 17:55 | Comments(0)
2008年 06月 06日

一匹の魚を四日間食べたキャンプ生活

西表島の南海岸に用事があってキャンプしてきました。
歩く距離が長いので荷物を出来るかぎり少なくするため、
と言うか、
欠かすことのできないお酒を毎日飲む分運ぶために
出来るだけ食料は現地調達のキャンプです。
主食の米、スパゲッティー、そうめんと調味料各種は、勿論持参しました。
ベースキャンプ地に着いた二日目、釣った魚がゴマモンガラの50センチでした。
釣りでは外道とされる魚ですが、食べては結構旨い魚です。
はじめは刺身でいただき、翌日の食料として味噌汁にしておきました。
その次の日、シャコガイの30センチ程の三個、タカセ貝一個を刺身にして、
ゴマモンガラは唐辛子を加えてちょっと辛目にしていただきました。
その残りを黒砂糖を加えた甘味噌に付けておき、
また翌日、味噌汁の具にしました。
その間、スパゲッティーのバジルソースや増えるワカメのサラダや
自生しているツルナ、ウサギノミミなどの野菜、
黒砂糖とレモン汁のジュース、などなど。
結局、一匹の魚とシャコガイ三個、タカセ貝一個の現地調達で
四日間のキャンプ生活を過ごしました。
釣りでは外道と嫌われているゴマモンガラさんありがとう。
美味しかったですよ。
c0023181_18134174.jpg


by modama | 2008-06-06 18:14 | Comments(0)