石垣島便り

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2013年 06月 19日

ナンバンアカアズキ

随分以前にある人から種子を貰って蒔いたナンバンアカアズキが3年程前からこの時期花を咲かせるようになった。莢をつけるのだが、成熟するまでに台風の影響で枝ごと折れたりして、最初の年は種子が熟さなかった。二本のうち、一本は根元から倒れてしまい、それでも昨年は莢が熟し、赤い美しい種子が収穫できた。
和名では、「小豆」という名が付けられているが、潅木になるマメ科の植物でアズキやササゲのような草本ではない。和名の似ていて種子が赤と黒のツートンカラーのトウアズキは、つる性だが多年生で、我が家のものは10年以上も育っている。
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写真はナンバンアカアズキの花。樹高5,6メートルになる。いや、場所によってはもっと高くなるのだろうが、枝が折れやすく石垣島では台風の影響でそんなものかな。
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莢は熟すと茶色く枯れ、縫合線から裂けて螺旋状にまるまる。種子は朱漆を塗ったような光沢があり美しい。このナンバンアカアズキもトウアズキも昔からナチュラルビーズとして使われてきた。この美しさを目にしたら、誰でも身に付けたいと思うだろう。
沢山植えたい木だが、あれもこれも植えたい木があって狭い畑は満員になっている。
はじめはインド藍を植えていた畑だったが、いつしか果樹類が成長して木陰を作るようになり、琉球藍に切り替えた。その間、バオバブやらタマリンドも増え、現在、モダマもあるので数年後には、畑ではなく森になってしまう。
まあ、その時々の変化を楽しめばいい。

by modama | 2013-06-19 00:09 | Comments(3)
2013年 06月 11日

パパイア日和

石垣島では、数日前からリュウキュウクマゼミが鳴きはじめた。いよいよ夏だ。
明日はハーリーが行われ、言い伝えでも梅雨明けの季節になる。
今年は、空梅雨だったので、既に畑の潅水が欠かせなくなった。
収穫して幹だけになった琉球藍の株元に水を流す。定期的に場所を移動して満遍なく水遣りするのも
結構大変な仕事だ。
と言っても、山から引いているホースの水は、何時も流れっぱなしなので、使いたい放題。その点助かる。

畑で水遣りをしていたら、藍の間から幾本ものパパイアの株が育っていた。
別に植えたわけでも、種を蒔いたわけでもない。勝手に生えてきたものだ。
鳥が種子を蒔いていったのだろう。花が咲き始めているので、雄株は抜いて捨てる。
実の成るのは雌株だけだから、お株は必要が無い。ただ、まだ、苗が小さな時には、雌雄株の区別がつかないので、花が咲いてから処分する。
これらは、島パパイアと呼ばれ、在来ではなさそうだが古くから野生化している。
古文書などにも物産として記録さているので、かなり古くに移入されたものだろう。

最近「島野菜」とか、キャッチフレーズを付けて販売されたり、レストランで出てくる野菜の多くは、
島産野菜と言うだけのことで、特産品ではない。
もともと島では、野菜類が少なく、昔の人はあまり野菜を食べなかった。
と言っても、イモの葉や野草は良く食べた。中でもトゥヌーラ、トゥナラ(アキノノゲシ、ハルノノゲシ)はツナ缶とあえて食べると美味しい。ウサギも大好物だ。

古くからあった野菜でポピュラーなのは「島菜」(からし菜)、「島大根」「青ナス」などだが、これらも外来によるものだと思う。島大根は台湾大根で、最近の青首大根のように大きくなく、砲弾のような形をしている。
いつでも食べられたのがパパイヤで、これも野菜として重宝された。
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写真は、花が咲き終わって実が成長しはじめた島パパイア。これから先、熟すまでの間が長く、その間、青い実が野菜として食べられる。実の中には種子が多くあり、熟す頃になると、まず、ヒヨドリやカラスが先取りしてしまう。それでも鳥たちが種子を蒔いてくれるので、思わぬところから苗が生える。べつに植えなくても、草刈の時、残しておけば勝手に成長する。
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実が熟しはじめた頃、実の周りに布などで覆いをして、鳥害を防ぐ。よく古着など着させることもある。
胸の辺りが膨らんだりして悪戯っぽい。
島のパパイヤの他に、最近では品種改良された果物パパイヤも登場している。家でも幾つかの品種を植えてみた。いずれもF1なので自然に増えることはない。
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昨年は、下の品種が沢山実り、工房の三時休みでよく食べた。葉柄が紫色の品種は実が熟す前に台風に会い、幹が倒れてしまった。毎年、これから先、パパイアの熟す頃には台風進路が心配になる。
すでに台風3号が内地に向かっているらしい。
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我が家の畑で今収穫時期を迎えているのが「ワンピ」中国南部が原産で東南アジアなどでも見られる。
ミカン科の植物ではあるが、実がブドウのように房になって付く。
味は甘酸っぱく濃厚で美味しい。
7月になるとリュウガンが実る。家のは実が小粒だが、美味しい。四月にネパールからの帰り、タイの空港で乗り継ぎの時、実の大きなリュウガンを見かけたので買って食べてみたが、味も大振りで美味しくなかった。
そうそう、ナンバンアカアズキの花も咲いた。実は食べることができないが、朱色の種子が美しい。
台風で一度、横倒しになり、その幹から垂直に枝が伸びている。
今年は台風被害の少ないことを祈るばかりだ。

by modama | 2013-06-11 14:53 | Comments(0)