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2014年 11月 26日

コダチダリヤ

石垣島から秋の東京へ、東京から福島へ行って来ました。
東京では、少し時間があったので「行き」は小石川植物園に、「帰り」は吉祥寺恩賜公園に寄りました。
小石川植物園では、今にも雨の落ちそうな空にコダチダリアの花が満開でした。
この花が今回福島のいわきでも見られたのは驚きでした。

ツバキの花とこの花の対象的なこと。どう見ても異国の花という印象でした。

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恩賜公園では、久しぶりに池の端の紅葉を眺めました。
昔、この街に住んでいたころは、毎日、ジャズに浸り、夕方、「いせや」で梅割り酒をあおり、公園を横切って
下宿に帰ったものです。
街の様子はすっかり変わってしまったけれど、公園の風景はそれほど変化もなく、
ただ、ジョギングする人と人数が増えただけです。

それにしても吉祥寺の街中には、馴染みの店も無くなり、顔見知りもいなくなり、
道行く人は、御洒落に着飾った人々で溢れ、
「あぁ、石垣島のオジサンには、そぐわない街になったな~」 と実感します。

行きつけだった古本屋も一軒も無くなり、ションベン横町(ハーモニカ横町) だけが体裁を変え、
狭い軒を連ねていました。

落ち着いて腰を下ろせる場所は、紅葉を前にしたベンチだけでした。
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by modama | 2014-11-26 10:08 | Comments(4)
2014年 11月 14日

ボルネオ便り2

先日、ボルネオ在住のN氏からメールが届いた。
タイトルは「ひと株 喪失しました」というものであった。はじめは意味が分からなかった。
メールを開いてみると、7月にボルネオを訪れた際、
はじめにタンバツオンで見つけたE, borneensis の株が焼畑のため伐採されてしまったという内容だった。

私たちが確認した7月には、開花の最盛期で、幾つかの莢も残っていた。

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その後9月6日にN氏から届いたメールでは、莢が1m程に成長しています、という内容だった。

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ところが、今度、彼が行ってみると無残にも辺り一面伐採されていたというのだ。
今から思い返せば、自生地の傍らですでに焼畑のための伐採は行われていた記憶がある。
それが、拡張されてモダマ自生地にもおよんだのだろう。
海抜の高い尾根筋にあった貴重な自生地のひとつである。残念だ。
N氏から添付されてきた写真を見て、唖然とした。
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もし、今年の7月、この地に訪れて確認しておかなかったら、
在ったことすらも知られないまま消滅していた。
記録を残しておくことの重要性をつくずくと感じた。
ボルネオで特化したモダマが海抜の高い場所に自生し、
種子の浮力を喪失したことを知る貴重な種なのである。

by modama | 2014-11-14 06:33 | Comments(2)
2014年 11月 12日

太陽と風と水、そして時間の彫刻

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by modama | 2014-11-12 04:42 | Comments(2)
2014年 11月 11日

岩絵

人が洞窟に絵を遺したのは、何時からの事だろうか。
祈り、 願い、 喜び、 ・・・体から溢れ出る想いを岩に描いた。

それらは、はじめ、他の人に見せるためのものではなかった、 と思う。

人の表現以前から、生き物は絵を描き続けてきた。

活きていたという一枚の絵。
のたうちまわる、 隠れる、 食べる、 排泄する、 ・・・
岩は、生き物の痕跡を留めた。

岩が生き物を描いた時代、 沈黙の時代、しかし、活発な命のザワメキがあった。ザワメキの化石。

それに比べ人の言葉は虚しい。  化石になることがない・・・
やがて人は、文字を作り岩に彫った。

「我、此処に在り」 と、・・・ 虚しさのあまり。
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by modama | 2014-11-11 10:50 | Comments(2)
2014年 11月 10日

石の記憶

石ころだらけの浜を歩いていて、つまずいた物は、遥か数千万年前の記憶。
島ができつつある時代の生き物の記憶。

静かに眺めていると、生き物のザワメキが聞こえる。

潮の引いた干潟で聞く命のザワワメキの様でもある。

石に記憶された命のザワメキ。

ザワメキの化石。
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by modama | 2014-11-10 17:41 | Comments(2)
2014年 11月 06日

だ、誰が岩にこんな石組をした。

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はじめて見ました石組の岩、石は岩でもありますよね。石を積み上げた岩?
一体何なんだ。
誰の仕業だ。
インカの漂着民のいたずらか・・・?
それにしても、カミソリの刃も通さない確かな技術、ただものじゃないな。

by modama | 2014-11-06 23:02 | Comments(2)
2014年 11月 01日

オジサン二人のちょっとサバイバルなキャンプ

しばらく前の事、たまたま会ったM氏が「西表島へキャンプに行きましょうよ」と誘ってくれた。
彼が仲間たちとよくいろいろな場所でキャンプしているのは知っていた。
西表島の鹿川落水や、浦内川からユツンに山を抜けたとかの話は聞いている。
しかし、何で私に白羽の矢がたったのだろう。
「最近は、遊んでくれる子がいなくなったの」と聞いてみた。どうやら図星らしい。
以前は、大学生のワンゲルや山岳部、探検部などが西表島をよく訪れていた。
そして、かつてそんな部に所属していた好きものOBらが、休日を楽しんだりもしていた。
だが、最近では若者は別の事に興味を持ち、オジサンたちには体力がついていかない。
そんなことでオジサン二人のちょっとサバイバルなキャンプとあいなった。

コースは、崎枝海岸から漁船に乗って西表島南海岸の波照間喰岩付近である。
この辺りは、岩場の海岸線と断崖絶壁の陸地なので砂浜が無い。
船をゴロ岩の浜の沖に投錨して、泳いで上陸しなければならない。
荷上げが大変な作業だ。私ははじめ鹿川の浜をペースにして、こちらへ来ればよいのではないかと
提案したが、彼は「波照間喰岩」にあくまでもこだわる。
「どうも、大物釣りに執着しているようだ」
とにかく、10月の晴天日、出発の運びとなった。
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さっそうと崎枝の海岸から出航、クルーザー船ではなく漁船だが・・・
相方には、この船の方が似合う。私もだが・・・
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懐かしい西表島南海岸沖を航行して、一路、波照間喰岩へ。
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ここが我々二人のオジサンがキャンプする浜、ゴロ岩と崖ばかしで平らな場所が無い。
早速、泳いで運び込んだ荷を持って、予約しておいた建築家ガウディーデザインの高層賃貸マンションへ・・・
一階、ワンルーム2~5名部屋、吹き抜けの窓がすばらしい。
二階以降は、瞑想室、イソヒヨドリさんが長期滞在している小部屋など・・・いろいろ。
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この岩棚が我々オジサン二人の寝室。
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何だかんだでリビング、台所を設置してひと段落。
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何といってもスペインの名だたる建築家ガウディーデザインだけあって、風とうしと眺めだけは最高だ。
朝、目覚めると美しい夜明けが一望できる。
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磯岩のテラスに出ると波照間喰岩が望め、夕焼けも美しい。
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さて、ベースキャンプ地は確保できたので、早速、第二キャンプ地の波照間喰岩へ出かける。
ここには、海岸の岩陰にブルーシートを張る。
しかし、風あたりが強く、日陰が無い。ひとつの岩にできる日陰を巡って、太陽と反対方向へ移動しながらつどう。
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相方は、沖の岩場を眺め大物釣りと潜りの算段をしている。
私は、もう、大物狙いは卒業して、竿で適度に楽しめる魚が釣れればよいと考えている。
しかし、現実は、御隠居さんのタナゴ釣りを楽しむ境地などにはさせてくれない。
夜釣りでは、ヒットごとにハリスを切られる。釣りあげるためには、じょじょにハリスを太くし、針を大きくし、
挙句の果てにワイヤーハリスまで登場する。
ここでは、やはり過激にならざるおえない。
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1メートルのガーラが釣れた。70センチのアカナーが釣れた。
その他、ミーバイ、フエダイの仲間、サメも釣れた。
アカナーが釣れた時には、ちょっと考えた。「まずはじめにゲンタ君のパパに食べさせてあげたい」と、
我ながら何と心優しいのだろう。
ゲンタ君のパパがアカナーを食べてから、おもむろに「ねっ、美味しい魚でしょう」と言って私も箸をつけたかった。
これがサバイバルな友情というものよ。
結果、ゲンタ君のパパはいないので、二人のオジサンでたいらげてしまいました。
シガテラ中毒は無かったです。

ときどき夜に相方が潜りにでかける。
かける言葉は「あんまり獲ったらだめよ。食べられるだけね」
ある日、岩場の上で釣りをしていると離れた岩磯から海に下りる光が見えた。
相方が潜りに出たらしい。すると5分もするとこちらに向かって泳いで来る。
「バカタレ、人が釣りしている方に明かりを点けるな」と思っていたら、足下に上陸して、
「潜ったら、すぐにクブシミを獲ったので戻って来た」と言う。
つまり、潜りも釣りも今日は、これでお仕舞いだということだ。
見ると7キロはあろうクブシビ(コウイカ)だった。
「あっあ・・・これでしばらくクブシミ三昧だ」
「獲るならほどほどの大きさのを獲れよな」
「だって、最初にであったのがこれだったからしょうがない。もし、見逃せば次のチャンスが無いかもしれない」
まあ、海、山の恵みはそおゆうものだ。
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自分たちで食べれるものだけを獲る、もちろん、冷蔵庫も無いのでそうせざるおえない。
あとは、せいぜい海が荒れた時のために保存食に加工するだけだ。
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はじめにつくったトカジャーの干物は、すんでのところで失敗してしまった。
出来るだけ塩を控え、海風と太陽光だけで干したところ、はじめは良かった。
表面を見る限り上出来な干物だった。しかし、中が乾燥しきれず、銀バエが来た。
次は、クブシミとアカナーに挑戦した。これは、海水に塩を足した液に数時間浸してから干した。
また、クブシミの一部は佃煮風に煮た。
オジサンの一人は、今、海人料理にはまりつつある。
もう一方の相方はすごい。
大鍋料理一筋で頑張っている。
折角獲ったクブシミも刺身にしては、歯がないから食べられないのだ。
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でも、これだけの刺身を独りでは食べられない。けっきょく、翌日には佃煮になった。
ところで、相方の大鍋はというと魔法使いの鍋で、二週間分の獲物がすべて入っている。
前半に作ったトムヤムクンのスープにトカジャー、アカナー、クブシミ、サメ、等の獲物が煮こまれ、
その中には、レモングラスの葉っぱがそのまま残っているし、クブシミの墨もまじっているので、
スープはグレーで知らない人が見たら、とうてい人の食べ物には見えない。
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私も今回のキャンプ中、虫歯が痛みはじめた。人ごととは云えない。
まだ、どうにか元気とは言え、すでにオジサンなのだ。

by modama | 2014-11-01 11:10 | Comments(7)