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2015年 04月 26日

蚊帳を染める

毎年、旧暦の3月3日(浜下りの日)近くなるとアカショウビンが戻ってくるが、ことしは浜下りの日よりも一週間ほど早く鳴き声が聞かれた。
それも、明け方ではなく夜中に鳴いていた。
近頃では、毎朝、目覚めの床の中で耳にする。
森からマーニ(クロツグ・ヤシ科植物)の甘い匂いも漂い、初夏の気配を感じる。

先日、通販で麻の蚊帳を見つけ注文した。
蚊を避けるためというより、懐かしさもあって入手した。
子供の頃、朝寝坊していると祖母が「早く起きなさい」と声を掛け、蚊帳の吊り輪をはずした。
顔に麻の感触が被さり、目覚めた。
といっても、すぐに起きれる程の目覚めではなく、しばらくぐずぐすしてから、麻のサラサラした感触を楽しんだ。
起きてからも、布団の上に波打った緑色の繊維の上で水泳の真似などして遊んだ。

また、蚊帳は寝る前に入ると、織り目を通して見える部屋の光景が薄ぼんやりして眠気を誘った。
まるで繭の中に巣篭もりした感じで、穏やかな眠りを導いた。

そんな懐かしさも手伝って購入したのだが、届いたものは麻の生成りで出来ており、少し不満があった。
そこで、自分で染めてみようと思いたったのだ。

竈で福木の枝葉を煮出し染液を取った。
日頃は、糸染をしているが、縫製済みの蚊帳を染めるのは初めてだ。
かなりのカサがある。
大胆に染液に蚊帳を入れ、煮染した。
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それからアルミ媒染して、再び染液へ入れた。
これがやたらと重労働であった。
水洗い後、脱水して部屋の中で干した。
黄色く染まった蚊帳は見た目は良いが、眠りを誘う空間を作らない。
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さらに藍染をした。
その後、幾度か水洗いをして完成。
これで、子供の頃の眠りが蘇るだろうか。
蛹のような眠りにつけるだろうか。

朝、起きてみたら「蛾」になっていた、何てことはないだろうか。
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by modama | 2015-04-26 09:50 | Comments(2)
2015年 04月 25日

ボルネオ便り3

貝と種子を使ったゲームを書き込んだところ、ボルネオ在住のN氏からメールがきました。
「以前、土産物屋で見たことがある」と言うことで、彼は写真家なので沢山の写真の中から探し出してくれたそうです。
そして、興味深いレポートも書き込んでくれました。
写真を一枚お借りして添付します。
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彼のレポートでは、写真の物は土産物なのでボルネオで作られた物では無いかも知れない。
しかし、私のブログを地元の人である大家さんに見せたところ「Congkak(チョンカッ)」だと言っていたそうです。
ボルネオでも使われているそうです。
彼とのそんなやり取りの中で、私の記憶からもそれらしい遊びが浮かびあがりました。
カンボジアに行った時のことです。
街中に居るときには、市場や人の集まるところで生活ウォッチングをするのですが、
プノンペンの街中に小高い丘があって、その頂に寺があり人々の信仰の対象になっていて多くの市民が集う場所でした。
野生のサルと飼われている象がいて、よく立ち寄る場所でした。
人の集まる場所には、当然のように路上生活者がいて、ここには子供たちだけのグループがいました。
その子供たちが、歩道に石で線を引き、小石を動かしてゲームしている光景を見た覚えがあります。
地べたに座ったそれぞれの子供たちの前には小銭がありましたので、石を使ったゲームの勝敗でお金のやり取りがあったのでしょう。
路上生活をしている子供たちが博打のようなことをしている事実に印象を強く受け、記憶に残っています。

子供たちが路上生活者になったのには、それぞれの事情があるでしょうが、なかには親が博打好きで一家離散した話も聞きます。
そんな子供たちが、また、子供たちのグループで同じことをしている光景を目にして、感慨深い思いでした。





by modama | 2015-04-25 09:45 | Comments(2)
2015年 04月 15日

貝や種子を使ったゲーム

東南アジアでモダマを探して旅していると、行く先々の宿泊施設や立ち寄った店で目にする木製の置物がある。
はじめのうちは単なる器としか思っていなかったが、基本的な構成が共通することから「何かに使う物」だろうと考えるようになった。
木材に12個の窪みが彫られ、左右両端は大きめで、その間の上下に5×2=10個の窪みがある。
そして、窪みには種子や貝が入っている。
これはインドネシア・ジャワ島の物、側面に模様が彫られ美しい。宿泊施設にあった。
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フィリピン・ブスアンガ島の店で見たもの。
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スリランカ・キャンデーにあったもの。
ここのは上下が7×2になっている。
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この形を見て、ゲームを連想した。
そこで、聞いてみたら「そうだ」といっていたが、使い方については詳しく聞き取れなかった。
もともとは、算盤のようなものだったのだろうか。
もし、分かる人がいたら教えてください。


by modama | 2015-04-15 10:31 | Comments(6)
2015年 04月 12日

爽やかな朝に気づいた部屋の外での昨夜の出来事

スリランカのキャンディーから20km 程離れた山の宿泊施設に泊まった時の出来事。
私の部屋は谷の渓流に面した斜面にあり、レストハウスからは200m 程離れている。
前の晩、ディナーをすませて、夜道を懐中電灯の明かりをたよりに部屋へ戻った。
途中の道には、何箇所かココナッツオイルの灯火が灯っているが暗い道。
その夜は部屋についてからすぐに寝た。
その翌日の朝のことだ。
目覚めてから部屋の窓とドアを開け広げ、フロアに出た。
その階段のところで、あれっ・・・?
白い種子が落ちていた。
大きさは2,5cm ぐらいでかなり大きい。
「何の種子だろう」 と拾いあげようとすると、その先にもある。
前日の日中、昼寝した野外のベットの上にも・・・。
野外と言っても、上には屋根がある。
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(この場所での出来事だが、写真は前日の昼間撮ったもの、階段を上がった左が部屋の裏側の入り口)
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あたりには、こんな大きな種子をつける実の成る木は見当たらない。
フロアの床にも落ちていて、みんな拾い集めると掌いっぱいになった。
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何者の仕業だろうか ?
何の種子だろうか ?
よく見ると、種子と一緒に糞のようなペリットのようなものも落ちている。
ベットの枕も汚れていた。

鳥だろうか、獣だろうか、でもこれだけの量を食べるなり排泄するなりする生き物とはなんなのだろう。

「種子はジャックフルーツだろうか」 「オオコウモリの仕業だろうか」
いろいろ考えていると、上の道路に面した仏像を作る工房のおじさんが下りて来た。
散らばった種子や汚物を指差して「これ何者の仕業 ?」 と聞いてみたが、言葉はつうじない。
手でばたばたとする仕種をしたら 「そうだ」 とうなずいた。
どうやら鳥かオオコウモリの仕業らしい。

すると、昨夜、私が寝ていた部屋の外では、これらの生き物が活動していたことになる。

by modama | 2015-04-12 00:41 | Comments(0)