石垣島便り

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2014年 06月 12日

友人からのモダマ情報

タイから帰って来た高橋さんが、モダマを送ってくれた。
彼は研究者であることから、きちんとしたデータも写真・地図付きで手紙をくれる。
タイ北部の山岳地帯産なので、早速、浮力を計ってみた。
Wiang Pa Pao 海抜1240mのものは、1:16個,Chiang Dao海抜500m のものは4:69個であった。
ほぼ沈むといってもよい。

これまで、ラオス、中国雲南、ネパールなどのも計測してきたが、やはり大陸内陸部山岳地帯のモダマは
浮力を喪失しつつある。
今回のWiang Pa Pao 産のものは、分布の上限にも近い。
そして、ここのは小ぶりで形は「ふとっちょモダマ」にも似るが、浮力が無いから日本の海岸に漂着することは
ないだろう。
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高橋さんが送ってくれたタイ現地でのモダマ莢の写真は、かなり螺旋形をおびていた。
モダマ莢より、どうしてもそれを持っている人に目がいってしまう。
お礼のメールで「タイの山中でこんな人に出会ったら、思わず両手をあげてしまうでしょう」
と書いた。
ネパールの山中でも銃を持った軍人に会ったが、これはどう見てもゲリラという先入観が先に立つ。
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また、ボルネオ在住のNさんからもメールの情報が寄せられてきた。
「今年のモダマが海岸に漂着するようになりました」というのである。
それまで、雨量が少なかったので、海岸に漂着する種子もすくなかった。
今月に入って、大雨が何度か降り、山の自生地の林床にとどまっていたモダマ種子やその他の種子が
川に流され、ローカルドリフトして、見られるようになったというのだ。
当然、河口から付近の海岸に打ち上げられてしまうものもあれば、外洋に流されたものもあるのだろう。
また、一度、ローカルドリフトして海岸に打ち上げられたものでも、荒波によって再度、漂流して中には
外洋に出て、遠くに運ばれるものもあるのだろう。
それらが、今年の秋から冬にかけて南シナ海、東シナ海 あるいは最終的には黒潮に乗って北上し、
季節風で南西諸島の島々や日本の各地の海岸に漂着するのであろう。
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by modama | 2014-06-12 11:55


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