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石垣島便り

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2015年 07月 18日

クマバチの飛翔

先日、バリ島在住の Iさんから素晴らしいイラスト・レターが届いた。
自宅の庭に作っている Sea Bean Botanical Garden のハスノミカズラに訪花するハチたちの便りだ。
クマバチ、コシブトハナバチ、ハキリバチなどの美しいイラストがふんだんに描かれている。

それを読んでいてクマバチやアオスジコシブトハナバチやハキリバチのことを思い出した。
我が家でも沢山のエピソードがある。

ズングリムックリした体形のクマバチは、以前、航空力学的に飛翔力を説明できなかったらしいが、
自然の生き物は人の「科学」を凌いでいる。
飛べないどころか、クマバチの飛翔ほど「すごい !!」と目を見張らせるものはない。
石垣島では、ちょうどセンダンの花の咲く頃だから、3月のことだと記憶する。
明け方の自宅庭の空をUFのように飛翔する「物体・・・?」を目撃した。
もの凄いスピードで通過しては、しばらくすると別の方向からまた、通過する。
正体を見届けようと工房の屋根に登って、口をあけながらしばらく上空を眺めていた。
早朝から、さぞかし無様な姿だったろうと想像する。
正体はクマバチであることが分かった。
それにしてもそのスピードたるやもの凄い。

朝の一時だけの行動であるが、時期からして春のデモンストレーションだと思う。

クマバチの飛翔_c0023181_05473646.jpg
写真は、秋に咲くフヨウの花に訪花した姿。
あの小さな羽根で太っちょの体を猛スピードで飛ばすのだからスゴイ。

ハキリバチは、とても苦い(いや、甘いなのかも知れない)体験がある。
普段、着るものにこだわりの無い私であるが米空軍の革ジャンを持っていて、風の強い冬の一時だけ着ることがあった。
その年は、冬が終わっても壁に掛けたままでおいたら、春になって部屋の入り口からハキリバチが出入りしているのに気づき、
ハチの行き先を目で追うと革ジャンだった。
「あんな所で何しているのだろう」と吊るしてある革ジャンを開いてみるとビックリ!!
裏地が合わさって、その間に木の葉と蜜と花粉がべっとり溜め込まれていた。
イッチョラの革ジャンでハチに巣を作られてしまった。



by modama | 2015-07-18 06:06


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